ナオミディスコ

ぼくたちクマ本藍染巾着

¥NaN(税込)

日本三大盆踊りの一角、「郡上おどり」の本拠地・郡上八幡。
町をあげて夜な夜な踊るその熱気のなか、どこからか藍の香りが漂ってくるのです。静と動、伝統と熱狂が共存するこの町で、変わらず藍を染め続けてきたのが、渡辺染物店。創業はなんと天正8年。織田信長も現役バリバリの戦国時代です。

そんな渡辺家の15代目、渡辺一吉さんにお願いして染めてもらったのが、この「ぼくたちクマ」柄の巾着。

クマはゆるめでも、藍は本気。薬品を一切使わず、天然灰汁発酵建てという昔ながらの製法で、ひとつひとつ丁寧に染め上げています。

ちなみに、この巾着というかたち──実は、渡辺染物店よりもさらに古い歴史を持っています。
起源は古代中国とされ、日本では奈良時代にはすでに使われていたという記録もあるのだとか。千年以上前から、人々の暮らしに寄り添ってきた小さな袋。用途や素材は変われど、何かをそっと持ち運ぶための“かたち”として、時代を越えて愛され続けてきました。

かつて旅人が道中の必需品を忍ばせたように、今の私たちも、スマホや鍵、イヤホンなど、ちょっとしたモノをそっと入れておける。
そんな日々の小さな“たいせつ”を、この巾着に託すことができるのです。
しかもそれが、440年の歴史を重ねた藍で染められている。これこそ、本当の贅沢かもしれません。

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